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白衣の女が出る大川部落の古井戸

所在地沖縄県石垣市字大川
年代明治〜昭和
登場不明
出典沖縄怪談集 逆立ち幽霊

どんな伝承か

著者は少年期から青年期にかけて八重山児童学友会を主宰し、子どもたちに童話や武勇伝を話して聞かせて好評だったが、会の帰りにはいつも勇敢な少年を二、三人連れて歩くことにしていた。ある日曜の夕暮れ、白衣の女の幽霊が出ると噂される大川部落の道端の古井戸を通りかかると、怖くなった連れの少年たちが馬を走らせて先に行ってしまい、著者ひとりが取り残された。肝をつぶした著者には青白い街灯までが幽霊に見え、死ぬ思いで家にたどり着いたという。

原典より

私は魂消て、青白い街灯が幽霊に見え、死ぬ思いで家に辿りついた。—— 沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

沖縄怪談集 逆立ち幽霊(伊波南哲)

『沖縄怪談集 逆立ち幽霊』は、石垣島で育った詩人の伊波南哲が、新聞や雑誌に書いた話と書きおろしを合わせ、沖縄の怪談を物語風に綴った怪談集である。那覇の辻遊廓や一日橋、首里、石垣島・竹富島などを舞台に、遊女や捨てられた女の幽霊、遺念火、キジムナー、お化け封じの術を描き、戦後のタクシー幽霊の噂や東京で起きた位牌の嫁入りの話も取り上げる。題を付けた二十二話のあとに「怪談断片集」を置き、少年時代を語る「果たして幽霊はいるのか」で結ぶ。

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