人狐物語・満碁江翁の迷信打破
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どんな伝承か
老人が『人狐物語』を著し、狐持ちに指定される家は貧者に慈悲をかけぬ富豪であり、精神を改めて貧者賤者を憐めば汚名は自然に消えると論じ、当時としては卓越した観点で人狐迷信打破を図った。狐が人家に住むという説は全く虚談だと断じた。
原典より
人狐一件書附 島根県所蔵隠岐の人狐 小脇清出雲民俗第十九号 石塚尊俊編人狐、犬神の実例迷信の地域的基礎 千葉徳爾---—— 憑きもの持ち迷信――その歴史的考察(改訂版)(速水保孝・速水保孝・憑きもの研究・昭和(改訂版)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
憑きもの持ち迷信――その歴史的考察(改訂版)(速水保孝・速水保孝・憑きもの研究・昭和(改訂版))
速水保孝『憑きもの持ち迷信―その歴史的考察』の改訂版。自ら狐持ちの家に生まれた著者が、つきもの持ち迷信による差別を内側から告発し、その歴史的基盤を考察する。序章で研究に志した動機・問題の核心・結婚に直面しての苦悩を語り、人権を脅かす実例として狐持ちにまつわる隔地心中、次々と破談になる三兄妹、隠岐の人狐解消決議、犬神が乳児を食ったと絶交、堆肥小屋に外道を飼うを挙げる。
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