中山法華経寺奥の院の東日教上人の透視
どんな伝承か
千葉の中山法華経寺の奥の院には、日蓮宗の高僧、東日教上人がいた。上人のもとへ初めて参詣に来た人は、紙切れに自分の名を書かされ、それをマッチ箱ほどの小さな箱に入れて仏壇に供えるよう言われる。上人はそこから遠く隔たった場所にいながら、箱に納められた名を一人ずつ確かに言い当ててみせたという。筆者も生前の上人に幾度か会っている。上人の直弟子によれば、上人自身はこうした透視など取るに足らない技だと言っていたといい、その力が最もよく現れたのは『火術』と呼ばれる秘術だったと伝わる。もっとも火術については、筆者はじかに見たことがなく、確かなことは言えないとしている。
原典より
先年なくなられた日蓮宗の高僧、千葉中山法華経寺の奥の院におられた東日教上人とは私も生前何度かお目にかかっているが、初めての参詣者には、紙片に名前を書かせ、…—— ノストラダムス大予言の秘密――1999年7月はたして人類は滅亡するか(高木彬光・文華新書・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ノストラダムス大予言の秘密――1999年7月はたして人類は滅亡するか(高木彬光・文華新書・1974年(昭和49年))
『ノストラダムス大予言の秘密――1999年7月はたして人類は滅亡するか』は、高木彬光が昭和四十九年に著し、日本文華社の文華新書として出た予言批判の書である。五島勉の『ノストラダムスの大予言』の一九九九年人類滅亡説に反論し、ロバーツ版の原詩を訳し直して的中率や解釈の食い違いを検討し、著者自身の占い歴や高島嘉右衛門・出口王仁三郎にも触れる。十四章から成り、予言書は三七九七年までを語るとの結論を示し、巻末に参考文献と奥付を置く。