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茶碗の銅貨を言い当てた霊力試し

所在地京都府亀岡市曽我部町穴太
年代明治31(1898)
登場上田次郎松、喜三郎
出典出口王仁三郎

どんな伝承か

喜三郎をいぶし損った上田次郎松は、一連の経過を生き神になるための巧みな演出と睨み、その霊力を試しにかかった。次郎松は茶碗のなかに銅貨を入れて厚紙に包み、これがいくらあるか当ててみろと迫った。喜三郎は手品師ではないからと一度はことわったが、次郎松が嘲るので「一銭銅貨が十五枚」と言い当てた。すると次郎松は今度は、飯綱使いだ、ふところに飯綱を入れて病人の身体につけ、それを退かして銭儲けをしていると攻撃し、神前をこわしたり、村中に天狗使いだ飯綱使いだと触れてまわった。喜三郎はそうでないことを示すため、井戸端にこもを敷き、裸になって水をかぶってから病人を迎えねばならなかった。

原典より

喜三郎は、「手品師ではないから」と一度はことわったが、次郎松が嘲るので、「一銭銅貨が十五枚」と当てた。—— 出口王仁三郎(村上重良・村上重良・近代民衆宗教史・1973年(昭和48年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

出口王仁三郎(村上重良・村上重良・近代民衆宗教史・1973年(昭和48年))

『出口王仁三郎』は、村上重良が昭和四十八年に著した大本教の指導者出口王仁三郎の評伝である。丹波穴太村の小作農の家に生まれた上田喜三郎の生い立ちと修行から、出口直との出会いと大本教の拡大、大正維新と不敬事件、『霊界物語』の口述や入蒙、昭和神聖会と大弾圧、法廷での闘い、晩年までをたどる。「故山の夢」「道の大本」「人類愛善」の三章に分けて叙述し、巻末に略年譜と参考文献を付す。

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