白虎隊を率いた十三歳の直日
どんな伝承か
一九一六年(大正五)、大本教の街頭布教組織である直霊軍の別動隊として、少年の白虎隊、少女の娘子軍、幼児の幼年軍、青年の青竜隊が結成された。前年から名古屋と京都で剣道を修業していた十三歳の出口直日は、この白虎隊の指揮者となり、みずから街頭に立って布教した。騎馬を好み、木刀をたずさえていた少女時代の直日は、後年、和歌・能・陶芸などにいそしんで静かな風格を身につけた姿からは想像できないほど、男まさりの活発な少女であり、大本教信者のアイドルであったという。
原典より
前年から名古屋と京都で剣道を修業していた十三歳の出口直日は、白虎隊の指揮者となり、みずから街頭に立って布教した。—— 出口王仁三郎(村上重良・村上重良・近代民衆宗教史・1973年(昭和48年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
出口王仁三郎(村上重良・村上重良・近代民衆宗教史・1973年(昭和48年))
『出口王仁三郎』は、村上重良が昭和四十八年に著した大本教の指導者出口王仁三郎の評伝である。丹波穴太村の小作農の家に生まれた上田喜三郎の生い立ちと修行から、出口直との出会いと大本教の拡大、大正維新と不敬事件、『霊界物語』の口述や入蒙、昭和神聖会と大弾圧、法廷での闘い、晩年までをたどる。「故山の夢」「道の大本」「人類愛善」の三章に分けて叙述し、巻末に略年譜と参考文献を付す。