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山の神に宿を貸したマタギと十二人の子

所在地秋田県仙北市
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第2巻

どんな伝承か

昔、小玉レッチュと杉野レッチュという二組のマタギが、山に小屋掛けをしていた。あるとき小玉レッチュの小屋に、カクラさんと呼ばれる山の神がやって来て、産をしたいから宿を貸してほしいと頼んだ。ところが小玉レッチュは意地悪く断ってしまう。杉野レッチュのほうは同情して、ミツ木の柴を敷いて床を作ってやった。カクラさんはそこで十二人の子を産んだが、子供たちは生まれるとすぐに、どこかへ飛んで行ってしまったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第2巻』は、岩手・宮城・秋田の三県に伝わる伝説を話の型ごとに集めた伝説資料集である。山の争いや沼の主の手紙、巨人の足跡、八郎太郎、ザシキワラシ、河童、掃部長者などの伝説を、口承の聞き書きと近世以降の地誌・縁起から採る。凡例のとおり各項は伝承地を示した例話を冒頭に据え、〔類話〕〔文献〕〔参考〕を続け、柳田・高木による話型名を添えた項もある。

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