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長者の爺婆が真綿をかけた綿掛石

所在地秋田県仙北市(綿掛石)
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第2巻

どんな伝承か

田沢湖町の長者館の南手、小和瀬川を見おろすあたりに、大福餅を伏せたような形の石森が二つ並んでいる。間隔はおよそ五メートル、周囲は二十メートルほど、高さも五メートルばかりあるという。土地ではこれを綿掛石と呼ぶ。かつてこのあたりに栄えた長者の爺と婆が、真綿を広げて掛けた石なのだと伝えられているためである。朝日長者・夕日長者の栄華を語る一連の伝えのひとつで、屋敷跡や地名とともに、長者の暮らしぶりを今に残す名残とされている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第2巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第2巻』は、岩手・宮城・秋田の三県に伝わる伝説を話の型ごとに集めた伝説資料集である。山の争いや沼の主の手紙、巨人の足跡、八郎太郎、ザシキワラシ、河童、掃部長者などの伝説を、口承の聞き書きと近世以降の地誌・縁起から採る。凡例のとおり各項は伝承地を示した例話を冒頭に据え、〔類話〕〔文献〕〔参考〕を続け、柳田・高木による話型名を添えた項もある。

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