弘法清水
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どんな伝承か
今の猿ヶ京の仁田山というところに、むかしは人びとが住んでいた。そのムラへ旅の坊さんがやってきて一夜の宿を乞うと、家のおばあさんは快く泊め、水のないところだからと、そばだんごをゆでた湯で足を洗ってくださいと差し出した。坊さんは礼を言ってその湯で足を洗い、一晩泊まった。翌朝、坊さんはおばあさんを水上というところへ連れて行き、杖でそこの石を掘り起こすと水がこんこんと湧き出た。坊さんは「この水で百軒のうちはかならず水が飲めます」と言って立ち去った。おかげで宮野千軒ができて栄えたという。宮野は猿ヶ京の古名で、この坊さんは実は弘法大師であったと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第4巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全89話(栃木・群馬・茨城=北関東)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。
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みなかみ町の伝承
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