浅間の噴火から逃れた火の雨塚
どんな伝承か
今からおよそ四百年ほど前、浅間山が大噴火を起こし、このあたりまで溶岩や熱い灰が降りかかって、まるで火の雨が降るような有様になったという。土地の人々は逃げ場を失い、あわてて洞穴を掘ってその中へ入り、難を避けた。そのときの洞穴が、この火の雨塚だと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第7巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))
『日本伝説大系 第7巻』は、愛知・静岡・岐阜・長野の四県の伝説を集めた伝説資料集の一巻である。笠寺観音や日本武尊から天狗・山姥・八百比丘尼・夜叉ヶ池、石や池や塚の由来、白米城・一夜山まで九十七の項目を立て、口承を中心とする伝承を収める。各項目は伝承地を明記した例話を冒頭に置き、『日本伝説名彙』などの対応する題名を添えたうえで、〔類話〕〔参考〕〔文献〕を続けて近世以前の記録の原文まで示す。