祖母が教えた浅間山の諺
どんな伝承か
話者の母も祖母も稲越で育ち、国分を通って何度も稲越へ行った。祖母は学があってことわざをたくさん知っており、達筆でもあった。その祖母が「浅間山には煙が絶えぬ、私の胸には子が絶えぬ」などと教えてくれたという。長男である話者を「あっちゃん、あっちゃん」と可愛がり、「昔からこんなことをいうんだよな」と語ってくれた。戦争中は話者と妹弟と祖母の四人で栃木県へ疎開したとも話す。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会(調査・編集)/市川市教育委員会(発行)・市川の伝承民話・1999年(平成11年))
『市川の伝承民話 第7集』は、市川民話の会が調査・編集し、市川市教育委員会が平成十一年に発行した民話資料集である。平成四年度から六年度にかけて市川市の柏井・須和田・宮久保・原木・稲荷木と国分高校ほかで行った採訪の聞き書きを、話者の息継ぎや方言を残したまま収める。世間話・伝説・昔話・唄と諺・年中行事・生活譚・現代若者の学校話の七部に分け、巻末に話者紹介と会員の採訪記、あとがきを付す。