笠を掛けた老杉と瘡山神社
どんな伝承か
大字高山の東北、字東出垣外に一本の老杉がある。一つの根が三つの幹に分かれた木で、里人は神木として柵をめぐらし、その前に一宇の祠を設けて瘡山神社と称している。伝説によれば、垂仁天皇の時に倭姫命が皇大神宮を奉じて巡幸した折、この地で憩い、御笠を杉の樹に掛けたことからこの名がついた。笠杉と呼ばれていたものが、後世に訛って笠を瘡とし、社を瘡神と称するようになったのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。