長者屋敷の傍らに現れた石櫃
どんな伝承か
朝日の浦は諸国の通船が泊まる所である。ここから五、六町ほど乾の方に長者屋敷という場所があり、その傍らに陵と言い伝えられた所があった。近年そこが崩れて、なかばまで石櫃が現れた。中にはさまざまな器物が見えたが、由緒ある人の古墳であろうというので、そのまま土をかぶせて置いたという。朝日長者味鎌麿の廟所ではないかと思われる、と記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。