潮に応じる船岩山の窪み
どんな伝承か
姫路市今宿の蛤山と呼ばれる山の上に大きな石があり、船岩山と称した。岩の形が舟に似ているためについた名だろうという。この大石の頂にはわずかな窪みがあって溜まり水を湛えるが、不思議なことに、その水は大海の潮の満ち引きの時刻を違えず差したり引いたりしたと記されている。また蛤山という名は、この山で拾える蛤を得た者は福徳を授かると言い伝えられたことによるといい、それも神威のゆえであろうかと結ばれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。