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天守に棲む刑部姫と兜のしころ

所在地兵庫県姫路市本町(姫路城)
年代古典伝承
登場森田図書
出典お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界

どんな伝承か

姫路城の天守には、刑部姫という主が住むと伝えられていた。ある雨の夜、若侍の森田図書がその正体を見届けようと天守に上ると、十二単をまとった三十四、五歳ほどの美しい女が現れた。姫は天守に来た証しとして、兜のしころを引きちぎった切れ端を授けたという。のちに城主が確かめると、家に代々伝わる兜のしころが実際にちぎられており、渡された切れ端とぴたりと合ったと伝わる。

原典より

ある雨の夜、若侍・森田図書が正体を見届けようと天守をのぼったところ、十二単を纏った三十四、五歳の美しい女(小刑部姫)が現れた。—— お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・1974年(昭和49年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・1974年(昭和49年))

『お化けは生きている――科学にとり残された霊の世界』は、平野威馬雄が昭和四十九年に著した、怪異と心霊をめぐる読み物である。読者から寄せられたお化けの報告や沖縄の刑場・遺念火の話、長崎の宅島夫人の霊視、和漢の古書に見える妖草妖木・狐・天狗・人魂などの物の怪、フォックス家事件やクルックスの実験など欧米の心霊研究を扱う。著者が始めた「お化けを守る会」の由来、西丸震也・星新一との座談会、透視や念力を試すテストを含む全七章に、あとがきを添える。

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