子安塔の麓ゆえの産寧坂
どんな伝承か
『雍州府志』は産寧坂の名の由来を記す。清水坂の楼門の南に塔があり、本尊は観音である。光明皇后の祈願によって建てられ、本尊には安産の誓いがあるので子安塔と称する。この坂はその麓にあるゆえに産寧坂と号したという。一説には、田村丸が清水寺を創建したとき、大同三年にこの坂道を開いたので三年坂と号したともいい、どちらが正しいかは分からないと結んでいる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。