山王神社の祭神は安産の神とされ
どんな伝承か
佐倉市の山王神社は安産の神として信仰されている。御輿を組み立てた麻の一部を頂いてきて妊婦が腹に締めておくとお産が軽くなるといわれ、産婦のある家ではお神酒を供えて麻をいただき、腹帯の上に結んで着けた。またその麻で臍の緒を絞ると、子の育ちがよいとも伝えられている。同様に大鷲神社もお産の神として信仰され、女たちがお鷲講を結んで祭礼を営み、供えられた神饌を産婦が頂くとお産が軽いといわれるなど、各社で安産にまつわる呪物の信仰が篤かった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐倉市史 民俗編――伝説・怪異(佐倉市(編)・佐倉市史・自治体史(民俗))
『佐倉市史 民俗編』第八章口承文芸所収の伝説・怪異。千葉県佐倉市に伝わる口承を採録する。