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行くぞうの声とともに崩れた蒔原山

所在地高知県香美市韮生
年代伝承(口承)
登場源兵衛盛利、藤原万次、からかね流しを行った者、加わらず命を助かった者
出典日本伝説大系 第12巻

どんな伝承か

久保に源兵衛盛利という豪胆な男がおり、冬谷の轟の釜でからかね流しを行った。すると家の竈に茸が生えるという怪事が起きる。やがて雨が幾日も降り続き、天明八年七月二十六日、蒔原山の頂の方から行くぞうという声が響いたかと思うと、大山が崩れて源兵衛の一族二十八人は残らず埋まった。ただ一人、この流しに加わらなかった藤原万次だけが命を拾ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第12巻』は、四国四県(香川・愛媛・徳島・高知)の伝説を話型ごとに集めた伝説集成の一巻である。神々の争いや大人の足跡、弘法大師の彫り残しや麦の種、英雄の誕生、長者、人柱、蛇聟、狼の報恩、化猫退治、首切れ馬、夜泣石、地蔵の霊験などを、町村誌や地方の伝説集、昭和五十三年度立命館大学説話文学研究会の採集調査稿から採る。百三十九話に通し番号を付け、各話に伝承地と出典、高木・柳田の分類名を添え、県別の〔類話〕と〔文献〕を続ける。

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