岩峰で座禅した霊巌寺の開山
どんな伝承か
旧八女郡黒木町の笠原にある霊巌寺には、開山周聡の座禅石と呼ばれる岩峰が寺の裏にそびえている。明国から帰った禅師が筑後の鹿子尾の村を訪れ、その眺めが明国蘇州の霊巌寺に似ていると見て禅寺を開こうと願を立て、この岩峰で座禅をしていたところ、猟に出た庄屋の松尾太郎五郎に見つけられて連れ帰られ、寺が建てられたという。時の黒木城主が寺領を寄せた。周聡は明国から茶の種も持ち帰って植え、八女茶の祖と仰がれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。