下女を人柱にした庄屋の触れ
どんな伝承か
旧嘉穂郡稲築町に伝わる話である。溜池の土手を復旧するにあたり、庄屋が、縦縞の着物に横縞の継ぎをあてている者を人柱にしようと言い出した。あらためてみると庄屋の家の下女の着物に横縞の継ぎがあったので、その女を無理に人柱に立てたという。「筑豊の民話」の昭和三十年五月二十三日号が書きとめた短い一条である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。