客の来る日は水に入らぬ庄兵衛浦
どんな伝承か
筑紫野市の下見に伝わる話である。宝満川の庄兵衛浦にある大椋の木の下には水天宮があったが、大水で流され、それがいまの久留米の水天宮になったのだという。昔、このあたりの河童は下見の人を取り殺さないと約束した。ただし旧暦五月二十八日だけは、よその河童が客として訪れる日なので、土地の者は水に入らないのだと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。