数百匹に仇を討たれた加右衛門
どんな伝承か
大分市に伝わる話である。筒井加右衛門は、藩主の紋所のついた大切な茄子を盗んだ河童を殺してしまった。すると河童の子が三匹やってきて仇討ちを申し込む。たかをくくった加右衛門は、公用を済ませてから返り討ちにすればよいと考え、夕方にと約束した。ところが約束の刻限に現れた河童は数百匹に増えていた。加右衛門は袴に石を投げ入れられ、そのまま川の中へ引き込まれてしまったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。