阿摩美久が播いた田内川と稲穂祭
どんな伝承か
『遺老説伝』巻一によれば、上古、阿摩美久が初めて稲の種を地に播いたとき、その田を田内川と名づけたという。田は知念の邑にある。近世に至って根人の名を叫んで川内と呼び、今は誤って幸地と呼んでいる。稲穂祭のときには根人がその田へ行って稲穂を取り、うやうやしく知念城の内殿に供える。さらにその米を研いで水に浸し、半分は根神と家内の者に食べさせ、残る半分で飯を炊いて神前に献じ、祈禱して祭るとある。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。