葦管の粥で年を占う管粥神事
どんな伝承か
鳥海山吹浦口の大物忌神社では、正月五日の中夜、今でいう六日の午前零時に白米一升の粥を炊き、その鍋に五穀と月名をしるした葦管をさす。後夜から晨朝にかけてこれを開き、なかに入った粥の数によってその年の豊凶や天候を占う。これを管粥神事といい、全国的に広くみられる占法であるが、ここでも占った結果を印刷して信者に配るという。年の初めにその年の吉凶禍福を占うのを年占といい、管粥もその一つである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
置賜の庶民生活2(民間信仰)――俗信・ワカ・死霊(置賜民俗学会ほか・置賜の庶民生活・民俗調査)
『置賜の庶民生活2(民間信仰)』所収の禁忌・卜占・予兆・生活の中の神々・死霊。山形県置賜地方に伝わる民間信仰を採録する。