畠山重忠が植えた七木と重忠檜
どんな伝承か
秩父郡東秩父村にある八幡神社は、建久九年に畠山重忠が建てたと伝えられる。その際、重忠は武蔵畠山荘で自ら愛好していた樹木七本を選び、境内に移し植えたという。楠・銀杏・しだれ桜・たらよう・もちの木・ゆずりは・かえでのうち三本は枯れてしまったが、残る四本は今も神木として親しまれている。同様に皆野町の赤城神社にも、建久三年に重忠が植えたという「重忠檜」が今も巨木として残る。
原典より
秩父郡東秩父村に八幡神社という社があります。—— 秩父の伝説と方言 より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
秩父の伝説と方言
『秩父の伝説と方言』は、秩父市教育長鶴沢福松の序を付し、編集委員が執筆整理にあたって編んだ秩父地方の伝説と方言の集成である。秩父市と秩父郡に伝わる伝説を集め、武甲山麓のジジイ・ババア石、橋立鍾乳洞の悪龍、畠山重忠や坂上田村麻呂にまつわる話、伐ると祟る天狗松などを語り口調で記す。伝説は石・水・塚・屋敷跡・山と人物・地名・社寺および城跡・木に関する八つの部に分け、話によっては他地方の類話を注記する。