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大蛇の棲んだ二本欅と義理目木

所在地福島県郡山市中田町木目沢蟹沢(木目沢館跡)
年代伝承(三春城改築・約二百年前)
登場
出典郡山の伝説

どんな伝承か

中田町木目沢の字蟹沢には昔からの旧道が通っており、その側に木目沢館跡がある。この辺を義理目木と呼ぶ。昔、館跡に欅の大木が二本並んで立ち、幹が交叉していたため、風の吹くたびにギリギリと音がしたのが名の起こりという。欅は三春の城の改築の御用材として伐採されたが、根元は空洞で、その中に大蛇が棲んでいた。棲家を奪われた蛇は旧道のウツギの垣根に首をつっこんで七日間も動かず、某家の先祖が蛇神様の御神体にしようと竹槍で殺そうとしたところ、蛇は鎌首をもたげて火を吹き、その人は命からがら逃げ帰り、のちに長わずらいをしたと伝えられる。

原典より

中田町木目沢字蟹沢は、昔からの旧道が通っており、その側に木目沢館跡がある。—— 郡山の伝説(ふるさとの文化財調査事業・昭和六十一年(1986)刊/監修 大島建彦) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

郡山の伝説(ふるさとの文化財調査事業・昭和六十一年(1986)刊/監修 大島建彦)

福島県郡山市(旧安積郡・田村郡域、湖南・熱海・三穂田・逢瀬・西田・中田ほか各町)に伝わる伝説を、木/石・岩/水/塚/坂・峠・山/祠堂/家・村/祭礼・行事の八部門に分類して集成する。坂上田村麻呂や阿古陀媛・采女伝説・萩姫、源義家ら前九年の役の人物伝承、淵や池の主・龍神・河童、弘法大師の清水、稲荷・観音・地蔵の霊験、長者伝説や埋蔵金、隠れキリシタンなど、郡山の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を伝承地つきで網羅する。

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