トップ > 福島県の伝承 > 郡山市

木端神様となった孝子弥五郎

所在地福島県郡山市日和田町(八幡神社)
年代文久元年
登場弥五郎、日下與蔵、語り手(採録協力者)
出典郡山の伝説

どんな伝承か

日和田の鎮守八幡神社の境内に、高さ三メートルほどの石の御神燈があり、文久元年十一月奉納弥五郎と刻まれている。弥五郎は妻もなく盲目の母を養う孝行者で、文久元年四月八日、母に食べさせる木の芽を求めて、登ってはならぬとされる高倉の館山へ入った。山椒の木に手を伸ばした途端、穴に転落して気を失う。気づくと木片を握っており、傍らに白装束の老人が立って、この木片で体をこすれば病が治ると告げて消えた。以来、夢のお告げを受けた人々が四方から訪れ、弥五郎は木端神様とあがめられたという。

原典より

日和田町の鎮守、八幡神社境内に、高さ約三メートルの石の御神燈がある。—— 郡山の伝説(郡山市教育委員会(編)・大島建彦(監修)・ふるさとの文化財調査事業・1986年(昭和61年)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

郡山の伝説(郡山市教育委員会(編)・大島建彦(監修)・ふるさとの文化財調査事業・1986年(昭和61年))

『郡山の伝説』は、郡山市教育委員会が大島建彦の監修を受けて昭和六十一年に編んだ伝説集である。昭和五十九年度の「ふるさとの文化財調査事業」で調査員が市内全域から採集した伝説を中心に、郷土誌などで補った話を収め、采女伝説や坂上田村麻呂・源義家・弘法大師にまつわる話が多い。『日本伝説名彙』にならって木・石岩・水・塚・坂峠山・祠堂・家村・祭礼行事の部に分け、各話に伝承地と報告者名を添え、巻頭に監修者の解説を置く。

種別から探す

弥五郎天狗八幡神社流行神

郡山市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『郡山の伝説』の伝承