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城峯山の法印様が運んだ将門伝説

所在地埼玉県秩父市(城峯山)
年代天慶年間より伝承(承平天慶の乱以降)・中世〜近世
登場平将門、将平、宮川津守、大山大神社に関わった法印様、調査に協力した古老
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

埼玉県秩父の城峰山(海抜1058メートル)は、西に神流川、東に秩父盆地を控える険しい山で、群馬と秩父を結ぶ山伏登路の要衝であった。山頂には修験山伏の道場であった長伝寺があり、この地方に将門一族の伝説と遺跡が多く残るのは修験山伏の往来が一役買っていたためと伝わる。城峰山は将平の古城とされ、将平明神社・大平明神社・将門神像がある。修験者「法印様」は部落民のために不動尊で護摩をたき祈祷を行い、標語や短歌で農耕を教え伝説を伝えた。大山神社の祭礼では将門様・将平様を祀り、天慶年間より開かれると伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・1966年(昭和41年))

『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』は、梶原正昭と矢代和夫が一九六六年に著した平将門の伝説の研究書である。茨城県岩井町をはじめ各地の伝説地の踏査と、縁起・古記録・地誌をもとに、将門の怨霊と調伏、七人の影武者、子の良門や娘の如蔵尼、寵妃桔梗ら落人の行方、後裔を名告る家々、伝説の伝播と文芸化をたどる。序章と三篇からなり、巻末に青森県から鳥取県までの伝説分布と、寺社縁起など関係文献の抄録を附録として付す。

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