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観音院の本尊と将門の兵乱・庄司重忠

所在地埼玉県秩父郡小鹿野町飯田(観音院)
年代承平五年(935)以降
登場平将門、庄司重忠、行基、本尊聖観音を彫刻したと伝える僧
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

鷲屈山観音院の本尊聖観音は、行基菩薩が秩父の霊地を開いたときにこの地でも彫刻して堂塔を建てたものという。承平五年、相馬の将門の兵乱で国中が乱れて人々は離散し神社仏閣は荒れ果て、本尊もどこへ移されたか分からなくなった。のちに頼朝が天下を治めるころ、当国の住人庄司重忠が鹿を追ってこの山に登ったことから再び世に出たと伝える。また附録の一覧では、将門を祀りその木像を蔵するともいう。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・1966年(昭和41年))

『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』は、梶原正昭と矢代和夫が一九六六年に著した平将門の伝説の研究書である。茨城県岩井町をはじめ各地の伝説地の踏査と、縁起・古記録・地誌をもとに、将門の怨霊と調伏、七人の影武者、子の良門や娘の如蔵尼、寵妃桔梗ら落人の行方、後裔を名告る家々、伝説の伝播と文芸化をたどる。序章と三篇からなり、巻末に青森県から鳥取県までの伝説分布と、寺社縁起など関係文献の抄録を附録として付す。

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