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大蛇退治の大雪と六月朔日の尻焙り

所在地埼玉県東松山市大字高坂(岩殿山)
年代伝承(坂上田村麻呂)
登場坂上田村麻呂
出典武蔵の伝説

どんな伝承か

東松山市高坂に伝わる六月朔日の尻焙り行事の由来である。昔、坂上田村麻呂が岩殿山の九十九谷に棲む大蛇を退治した時、夏だというのに大雪が降った。そこで近郷の人々は蕎麦を燃やし、小麦団子を作って将兵をねぎらった。それが六月朔日だったので、今もこの日には門火といって蕎麦を燃やし、小麦まんじゅうを作る。また大麦を煎って新こがしを作り、家の周りに撒けば疫病が入らないという。大蛇退治の主役は多く田村麻呂とされるが、川越市の旧福原村では志賀崎大膳、東松山市野本では利仁将軍とされ、北本市高尾や飯能市小では大蛇の話に触れず、弘法大師や加藤清正が寒い時に来たためと説明している。

原典より

東松山市高坂では、六月朔日の尻焙り行事の由来が、次のように伝えられている。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年))

『武蔵の伝説』は、大島建彦と渡辺千佳子が昭和五十一年に著した伝説集である。埼玉県・東京都と神奈川県の一部にあたる旧武蔵国の伝説を、地誌・紀行・社寺縁起・区市史や『埼玉県伝説集成』などの文献と土地の口碑から集め、項目ごとに出典を添える。『日本伝説名彙』の六部門に家・村と祭礼・行事を加えた八部に分け、巻頭の「はじめに」で伝説の分類の方法を論じている。

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