徳泉寺の日ぎり地蔵と水掛け地蔵
どんな伝承か
戸畑区千防一丁目の徳泉寺境内に、日ぎり地蔵と呼ばれる地蔵がある。日数を限って願い事をし、その願いがかなうときは両手で地蔵を抱えるとすっと軽く持ち上がるが、かなわないときは重くて上がらないという。毎月四日・十四日・二十四日が祭日で、遠く下関や行橋の方面からも参拝者が訪れる。同じ寺には水掛け地蔵さんもまつられており、寒い冬でも頭から水を掛けてやると地蔵が喜ぶとされ、下半身の病気に御利益があると伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。