合馬の日拝祭と日の出を拝む夜通しの祝宴
どんな伝承か
北九州市小倉南区合馬で行われている日拝祭は、お日待ち祭りともいう。十一月二十五日ごろ、西大野八幡神社の宮司を招き、当屋制で地区単位に営まれる。床の間にサカキを立て、白米とお神酒を供え、新調した幣帛を立てる。祝詞奏上、修祓、祭典を行ったのち、帰神を願って祝宴に入る。この祝宴は現在では一時間から三時間ほどで解散するが、以前は夜通し続けられ、翌朝の日の出を神職とともに奉斎人が拝み、その後に小さな祝宴を開いていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。