荘八幡神社の豊作祈願
どんな伝承か
小倉南区貫では毎年三月三十一日、荘八幡神社で豊作を祈る祭りがある。社を花笠で飾り、五穀豊穣と天下泰平を記した幟を立てて、造花を掲げた行列が練り歩く。田植えの前には次官田で雨乞いの祈願も行う。個人の祈願では病気の平癒や入営、就職を願うものが多く、かつては出征する兵士のためにお百度参りをする人もいた。貫山権現へ願をかけるときは、一週間続けて参拝するのが習いである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。