天女と千葉氏
どんな伝承か
昔、猪鼻城下にあった池田の池のほとりでは、夜ごと天女たちが舞い降りて松の枝に羽衣をかけ、蓮の花を愛でていたという。その美しさを伝え聞いた千葉常将は、家来に命じて一人の天女の羽衣を隠させ、飛べなくなった天女を城に連れ帰って妻とした。生まれた子は常長と名付けられ、天皇より千葉の名と月星の紋を賜ったと伝わる。千葉市武石の羽衣神社や、将門が佐倉の面賀池で天女と契ったという異伝も残っている。
原典より
昔、千葉の湯の花(猪鼻)城の下に、池田の池という清らかな池があった。—— 千葉市の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
千葉市の伝説(平野馨)
平野馨編『千葉市の伝説』を全43話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。