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胤宗の悲恋

所在地千葉県千葉市中央区院内
年代伝承(鎌倉期)
登場千葉胤宗
出典千葉市の伝説

どんな伝承か

千葉県千葉市に伝わる。千葉氏十一代の胤宗が京都大番役として内裏諸門の警固に当たっていたとき、内裏御宝蔵の鍵を預かる女房と親しくなった。ある夜、胤宗が平井保昌が大江山の鬼退治に使ったという刀を一目見たいと漏らすと、女房はこれを盗み出し、歌を添えて贈った。数日後、胤宗は関東へ帰るよう命じられ、女房に会えぬまま慌ただしく下向した。女房は宝剣紛失の罪で流罪となり、配所で一生を終えたという。日を経てこれを伝え聞いた胤宗は悲嘆にくれ、阿弥陀仏七体を造らせて院内・幕張の阿弥陀寺(現在の宝幢寺)ほか各地に祀り、後生を弔ったと伝える。

原典より

千葉氏十一代の胤宗が京都大番役として内裏諸門の警固に当っていた時、内裏御宝蔵の鍵を預るある女房と親しくなり、ある夜、胤宗が「昔、平井保昌が大江山の鬼退治に使った刀があるときくが、私も武門の家に生れた者として保昌の武勇にあ…—— 千葉市の伝説(平野馨) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

千葉市の伝説(平野馨)

『千葉市の伝説』は、平野馨が千葉市内に伝わる伝説をまとめた文章である。日本武尊と弟橘媛、行基、千葉氏の祖と天女、源頼朝、徳川家康・家光にまつわる話を中心に、神社仏閣・塚・泉・池・橋・地名の由来や、千葉笑い・雨降かっこなどの行事の起こりを集める。五十余りの短い項を古代から近世へおおむね時代の順に並べ、見出しに町名を添え、ところどころに別伝や発掘調査の結果を書き添える。

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