寄居で起きたオーサキ狐憑きの事件
どんな伝承か
大里郡内でも昔からオーサキ狐にまつわる話がよくあった。昭和三十年に、寄居地方のある主婦がオーサキ狐に憑かれたとされ、それを追い出そうとした周囲の人々によってもみ殺されるという痛ましい事件が実際に起きたと伝えられている。
原典より
昭和三十年に、寄居地方の主婦がオーサキ狐につかれ、それを追い出すといって、もみ殺された事件があった。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)
『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。