蛇塚(その三)
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どんな伝承か
水害から村を救うため竜に扮して対岸の堤を切ろうとした名主が、隣村の村民になぶり殺しにされ片目をえぐられて濁流に投げ込まれた。狂った老母も蛇になって恨みを晴らすと叫んで入水し、以来片目の大蛇二匹が暴れて人が通らなくなった。役人の船を襲って妹を水に呑んだ事件が将軍吉宗に報告され、下賜金で蛇橋を造って供養すると蛇は出なくなったという。
原典より
徳川時代に、女囚を拷問するのに蛇を使ったということが言い伝えられているが、この蛇塚はその名残りだという。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成・昭和40年代刊(中巻・歴史伝説))
韮塚一三郎『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』(歴史伝説の巻)を全608話・伝説(土地別の異伝)単位で収録(<解説>・[参考]・和歌・注は本文に内包)。埼玉県下の歴史伝説(塚・城址・古戦場・武将〈新田義貞・畠山重忠・太田道灌ら〉・史跡・寺社縁起等)を、所在地(市町村・字・社寺)と出典(新編武蔵風土記稿・各市町村史等)を付して体系的に集成した中巻。
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