米をつく音が死を告げる地蔵
どんな伝承か
児玉郡児玉町宮内、今の本庄市児玉町宮内の光福寺の門前に立つ地蔵は、米つき地蔵と俗に呼ばれている。台座には寛延三年正月の年紀が刻まれている。この地蔵は夜になると米をついたといい、その米をつく音が聞こえてくると、二、三日のうちに村の誰かが亡くなると言い伝えられている。
原典より
その米をついた音が聞えると、二、三日のうちに誰かが死ぬという。—— 埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
埼玉県伝説集成——分類と解説 中(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)
『埼玉県伝説集成——分類と解説 中』は、韮塚一三郎が編んだ埼玉県の伝説集の中巻で、上中下三巻のうち歴史伝説を収める。地名・屋敷・家系・聖地・城や堤や橋・神仏・神体と宝物・偉業・事件と紛争の九章に分け、県内各地の伝説を『新篇武蔵風土記稿』などの文献と土地の人からの聞き取りによって集めている。一話ごとに所在地と出典または資料提供者を記し、同じ類型の話をまとめた後に柳田国男らの説を引く〈解説〉を置く。