駿馬に恋された姫と養蚕の起原
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どんな伝承か
説話の中の長者で、極度の富貴に住する者はしばしば満能という名であった。著者が初めて炭焼藤太の話を書いたのち、八戸の中道等が同地のイタコから正月十六日のオシラ神遊びの詞曲を聞き、手録した一篇にも、やはり「まんのう」長者とあった。イタコは奥州の村々で桑の木に刻んだ男女の神に仕え、神託を宣ることを業とする盲目の女性である。ただしこの曲に説くところは炭とは何の縁もない養蚕の起原で、長者の厩の第一の駿馬せんだん栗毛が、ただ一人ある姫君に恋慕して命を失い、その霊が姫を誘って天に昇り、のちに白黒二種の毛虫となって現れたのを、十二人の女房と八人の舎人、こかい母、桑取り王子となって養うというのがその大要である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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八戸市の伝承
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