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馬と姫の契りを語るおしら祭文

所在地青森県弘前市大字新寺町
年代伝承(口承)
登場長者の娘、お姫様、馬
出典日本伝説大系 第1巻

どんな伝承か

オシラの祭文である。きまん長者の家で朝日の長者から借りて育てた馬が、やがて見事な駒となる。長者の姫が二階から降りて馬を見ると、その馬は夜半に十九か二十の美男の姿となって二階へ上がり、金の屏風を開けて姫と顔を合わせ、夫婦の契りを結んで戻った。やがて馬は恋の病に臥し、何を食わせても食わない。姫が下りて手ずから飼うとようやく食べたので、占い者を呼んで馬の身の上を占わせたところ、馬と姫が恋を交わしていると出た。長者は怒って家来に命じ、馬をせんだの河原へ投げ捨てさせた。姫が馬を慕って行くと、二人は夫婦となり、雷鳴と五色の雲のうちに天へ上ったという。

原典より

そもやそも オシラの祭文くわしくよみあげまする。—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第1巻』は、叢書『日本伝説大系』のうち北海道と青森県の伝説を収めた巻である。人間の始めやコロポックル、アイヌの神謡、岩木山一代記、おしら祭文、義経や弘法大師の事跡、狐や大蛇の話、地名や神社の由来などを、口承の資料を中心に採る。伝承地を記した例話を冒頭に置き、〔類話〕〔文献〕〔参考〕の欄で各地の類話の梗概と近世以後の文献の原文を添える編み方をとる。

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