弘前城の堀の人魂は虫の群れ
広告枠(AdSense)
どんな伝承か
著者が子どものころ、村の小学校近くの大きな木の枝に人魂がとまり、村人が大騒ぎをしたことがある。勇敢な青年たちが網で捕らえてみると、正体は夜光虫の集団であった。また、桜で名高い弘前城の堀に現れた人魂を、学生たちが捕虫網で捕らえて箱に入れ、蓋をして翌朝調べたところ、悪臭を放つ無数の虫であったという例もある。夏の暗い夜、ある病院の死体安置所のあたりから青白い人魂が抜け出し、裏庭を長くただよってから陰火とともに消えたと大騒ぎになったことも、よく調べれば、白っぽい着物の入院患者が煙草を吸って涼んでいたのを遠くから見誤ったものであった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けと幽霊(大高興・昭和53年(1978年)8月5日発行・北の街社(青森市))
青森市在住の医師・大高興が昭和53年に北の街社から刊行した、お化け・幽霊・心霊現象の総合啓蒙書。
種別から探す
弘前市の伝承
広告枠(AdSense)