冗談胆で鯱神を騙し返した兎
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どんな伝承か
兎の神が一人称で語る神謡。宝刀の鞘の彫刻に飽きて浜へ出て跳ねていると、沖から鯱神の子が泳いで来て、海を支配する亀の翁神が酒を醸したので招きに来たという。背に乗って沖へ出ると、領海の境まで来たところで鯱神の子は、実は大王の娘が病み、兎の生胆を食べれば助かると言うので、うまくだまして連れ出したのだと明かした。兎は、それなら本当の生胆を家に戻って取って来たものを、今日持っているのは冗談胆とふざけ骨だと言い、陸へ戻らせた。砂浜に飛び降りるとあっははと嘲笑して騙し返したことを告げ、鯱神の子は悔しがって沖へ泳ぎ去った。
原典より
私は毎日、宝刀の鞘の彫刻に専念して、一つ所を見つめて暮らしていた。—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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日高町の伝承
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