飢饉を解いた梟の翁神の物語
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どんな伝承か
国の守護神である梟の翁神が語る物語。人間の国に飢饉が起き、鹿も魚も獲れなくなったので、川ガラスの若者を使いに立てて天へ問わせた。鹿の神と魚の神が言うには、人間が鹿を捕るとき木で頭をたたき、皮を剝いだあとの頭を山の木原に捨て、魚をとると腐れ木で頭をたたいて殺すので、鹿は裸で泣きながら、魚は腐れ木をくわえて帰ってくる。それに怒って出さなかったのだという。翁神が人間の夢のなかで教えると、人々は魚をとる道具を美しく作り、鹿の頭もきれいに飾って祭るようになり、鹿も魚も豊かに戻った。翁神は安心して天国へ行ったと語り終える。
原典より
「コンクワ昔私の物言う時は桜皮を巻いた弓の弓把の央を鳴り渡らす如くに言ったのであったが、今は衰え年老いてしまった事よ。—— 日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。
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