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雷を嘲って飛ばされた二人の女

所在地北海道沙流郡平取町振内
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第1巻
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どんな伝承か

沙流川の奥、振内の近くにシュマルッペという、まいづる草ばかりが生えている所がある。昔、この近くで二人の女が、雷が鳴っているのに、莚を編む蒲を水に浸して湿らせながら、雨が降っても私たちは働いているのに、雷も遊んで歩かないで働いたらいいではないかと悪口を言い、蒲を浸した水を雷の方へ振りかけた。怒った雷は二人の家の上に落ちて女たちを素裸にし、一人の股にどろの木の葉を一枚つけて夕張の奥へ吹き飛ばし、もう一人の恥部には柏の葉を貼りつけて十勝の方へ飛ばしてしまった。その雷が落ちて家を焼いた跡に、今もシュマルッペばかりが生えているのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第1巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第1巻』所収の「文化叙事伝説」48話(北海道・青森)を収める。各話は伝承地を市町村〜字レベルまで明記し、例話・類話・文献を備える。

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