鳥の子の形の岡戎と銭馬の正月
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どんな伝承か
寛政九年の正月、菅江真澄は西津軽郡の深浦にいた。日本海岸の方まで来ると、もう秋田領と似た風習が多かった。たとえば雄勝などのヲカの餅は、ここでは岡戎といって鳥の子の形であった。何か大切ないわれがあるらしいが、知ることができなかったと記してある。松の葉に鏡をさして小さな同礼者に与える風もあったが、深浦ではそれを銭馬といっていた。この辺りの正月の式は複雑で、京や江戸とは比べものにならず、遠国の田舎の旧家などにこそ、偶然の一致を求むべきものであった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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深浦町の伝承
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