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庭から出た地蔵を胎内に納めた新兵衛地蔵

所在地埼玉県行田市(新兵衛地蔵尊)
年代大正〜昭和(建立)
登場大澤新兵衛、大澤龍次郎、大石観法、本尊を総禅寺に預けた老師
出典行楽と史蹟の武蔵野

どんな伝承か

清善寺の無縁塚の頂に立つ高さ一丈の青銅の延命地蔵は、三河岡崎の仏師が新たにこしらえたものだが、その胎内には小さな延命地蔵が納められている。像の建立を思い立った大澤新兵衛が東京の牛込に住んでいたころ、屋敷の庭を造っていて土の中から見つけた一寸八分の地蔵尊で、のちに本郷の総禅寺の持仏堂に預けられていたという。新兵衛の遺志を継いだ子の大澤龍次郎が独力で無縁塔と塚を築き、預け先からこの本尊をもらい受けて遷した。胎内地蔵の遷座と開眼供養は、塚が完成した翌年の昭和七年五月八日に行われたと住職は語った。

原典より

更に、塚上のこの銅佛内に胎内地藏の遷座が完了してその開眼供養が行われたのは、その無綠塚完成の翌七年五月八日のことであつたとゆう。—— 行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・1937年(昭和12年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・1937年(昭和12年))

『行楽と史蹟の武蔵野』は、寺島裕が昭和十二年に著し、新生堂から発行した武蔵野の史跡探訪記である。狭山丘や山口貯水池の周辺から、行田・粕壁・生田・淀橋・中野・柴又・多摩御陵などの社寺、城址、古戦場、塚を歩いて訪ね、交通の便とともに由緒や伝説を記す。小橋一太と新井堯爾の序文、著者の自序を巻頭に置き、前著「史蹟の武蔵野を探ねて」に続く行楽案内として土地ごとの短い節を連ねる。

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