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菩薩に導かれ人穴の地獄を巡った仁田忠綱

所在地静岡県富士宮市人穴(富士の人穴)
年代源頼家治世(鎌倉初期)
登場仁田四郎忠綱、源頼家、和田平太、人穴探検を命じた将軍、最初の探検者
出典異界巡礼

どんな伝承か

江戸の庶民に好まれた『富士の人穴草子』の伝承。源頼家は富士の人穴の噂を聞き、まず和田平太を探検に遣わす。穴の中では大蛇が口から火炎を吐き、その先で機を織る十七、八歳の女に、これより先へ行けば命を落とすと告げられた。頼家はさらに伊豆の住人仁田四郎忠綱を送る。忠綱が奥へ進むと八棟造りの唐風の御所があり、丑寅の方角に頭に十六の角をもつ大蛇がいた。求めに応じて刀を与えると大蛇は法師の姿となり、私は菩薩であると告げて地下に広がる数々の地獄を案内したという。入口へ戻ったときには七日が経っていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

異界巡礼(小松和彦)

『異界巡礼』は、小松和彦が著した民俗学の論集である。狐が人に化ける方法と如意宝珠、蓮如絵伝の異人、鬼退治譚と怨霊、家の盛衰をめぐる民話、夢信仰、巫女と陰陽道、洞窟や龍宮の他界観、人を神に祀る信仰、神隠しなどを、昔話・説話・絵巻・お伽草子と高知県物部村などでの調査をもとに論じる。論考と随想を部に分けて並べ、「民俗のランドスケープ」の部には妖怪、凧上げ、祓い、霜月祭り、呪い人形をめぐる小文を収める。

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大蛇菩薩

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