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家之子に隠れ住んだ護良親王の姫

所在地千葉県東金市家之子(妙宣寺)
年代南北朝
登場護良親王、華蔵姫、足利尊氏、海岸寺を建て土地を寄進した
出典房総の伝説

どんな伝承か

護良親王の姫と伝える華蔵姫は、父が鎌倉に幽閉されたのを案じて京から東へ下る途中で父の死を知り、さらに東へ逃れて上総の日入西島に身を隠した。姫が来てから姫島と呼ばれるようになったという。姫はさらに近くの要害に砦と館を築き、六人の従者の武士が守ったので家之子の地名が生まれ、館は家の子御所や鎌倉御所と呼ばれた。姫が出家して円教尊尼と称してからは尼御所と通称されたという。のちに足利尊氏は態度を改めて姫を丁重に扱い、御所の傍に海岸寺を建てて土地を寄進した。姫は正平十二年七月に没し、近くの姫塚が墓とされる。応永二十八年に華蔵山妙宣寺が建てられ、海岸寺は元禄十二年にこれに吸収された。

原典より

後醍醐天皇の第一皇子護良親王は、足利尊氏との反目、新待賢門院の讒言等あり、天皇によって鎌倉に幽閉され、後、尊氏の弟直義に殺されたといわれている。—— 房総の伝説(平野馨) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

房総の伝説(平野馨)

『房総の伝説』は、平野馨が安房・上総・下総の旧三国、ほぼ今の千葉県に伝わる伝説を選んで編んだ資料集である。ホトトギスやワラビの由来、片葉の芦や頼朝の箸の杉、弘法の井戸、将門や八幡太郎の話、坂戸神社の人身御供、証誠寺の狸など、動植物・石・池・地名・家・祭りにまつわる伝説を市町村名を添えて記す。はしがきに示す自然伝説・歴史伝説・信仰伝説の三部に分け、解説や論評を加えずに書き連ね、似た話のある土地も併せて挙げる。

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