上総東金の神隠し少年
どんな伝承か
民俗学者柳田国男が集めた「神隠し」の実例の一つ。上総(千葉県)東金付近のある村で、一人の少年が神隠しに遭って行方不明となったが、二、三日ほどして山中の薄(すすき)の叢(くさむら)の中に一人でしゃがんでいるのを見つけ出された。発見された後も久しい間、少年は魂が抜けたような放心状態が続いていたという。柳田はこれを、伊豆松崎など各地で採集した近代の神隠しの実例のひとつとして紹介している。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。