犬だけが神隠しにあう山道
どんな伝承か
千葉県市原市を通る県道一三号線を東へ行くと、房総の丘陵特有の小さな山があり、その山道では犬だけが消えるという。昭和六十三年、近所のKさんが愛犬シバタローの鎖を外して山道を歩かせたところ、二十メートルほど前を走っていた犬が、見ている前で突如として姿を消した。右は山、左は谷だが断崖ではなく、いくら名を呼んでも二度と現れなかった。この事件以後、同じ山道では散歩に来た犬が四匹も消え、いずれも戻らなかったという。
原典より
「神隠し」というとまるで昔話のように考えがちだが、現代にもたびたび起こっている。—— これが臨死体験だ(つのだじろう(巻頭寄稿)ほか) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
これが臨死体験だ(つのだじろう(巻頭寄稿)ほか)
『これが臨死体験だ』は、つのだじろうの巻頭寄稿「私の考えるあの世」を掲げ、超科学研究会や本誌編集部などの読物を集めた心霊と超常現象の読物集である。『日本霊異記』の蘇生譚やムーディの研究に拠る臨死体験の解説を軸に、スウェデンボリの霊界探訪、江ノ島や勝興寺などの怪異の地、死の予言、転生、『チベットの死者の書』を取り上げる。特別読物五本のほか、読者投稿の不思議体験、血液型や「気」の実用読物、海外の怪事を伝える短信を収める。