大昔は一円の湖水であった遠野郷
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どんな伝承か
遠野郷は今の陸中上閉伊郡の西の半分で、山々に取り囲まれた平地である。新町村では遠野、七淵、附馬牛、松崎、青笹、上郷、下郷、鶴沢、宮守、達曽部の一町十カ村に分かれ、近代は西閉伊郡とも、中古には遠野保とも呼んだ。花巻の停車場で汽車を下り、北上川を渡って猿ヶ石川の渓を伝い、東へ十三里入ると遠野の町に至る。伝えて言う、遠野郷の地は大昔すべて一円の湖水であったが、その水が猿ヶ石川となって人界に流れ出したことから、自然にこのような邑落をなしたのだと。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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遠野市の伝承
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